さようなら、銀座シネ・ラ・セット

ラ・セットさよなら興行、ラスト前の1本。
感想はもう既に2回も書いてるので省略して、印象に
残ったシーンを書くことにしよう。
まず1つ目は、クロの治療を終えて都会へ帰るとき、
田舎の駅で列車の中から愛を告白する亮介。 そして
、何も言えずにホームに突っ立ったまま列車を見送る
雪子。 この雪子を演じる伊藤歩の表情が実にいいん
だよなぁ。
もうひとつ、ラストで長い1本道を歩いていく亮介と
雪子を友人4人が後から笑顔で見守るシーンがある。
時間にすればほんの1〜2秒だが、俺はこのシーンが
大好きだ。 友達って素晴らしいなぁ・・・と思わせ
てくれる素敵なシーンだ。 
もちろん今回も、観終わる頃には涙でグショグショに
なってました(笑)
ラ・セットさよなら興行、ラストの1本。
まさに、大トリを飾るのに相応しい作品だ。
ラストで流れる「威風堂々」が、まるで閉館する映画
館への最後の贈り物のように感じられて、思わず胸が
熱くなった。 そして予想通り、上映終了後に客席か
ら暖かい拍手が沸き起こり、いつまでも鳴り止まなか
った。 「ブラス!」への拍手もあるだろうけど、い
つも良質の映画を上映し続けてくれた映画館への、お
客さんからの感謝の拍手だろうなと思った。 もちろ
ん俺もそのつもりで精一杯拍手した。
そしてお客さん1人1人に、映画館から赤ワイン1杯
(紙コップだったけど(笑))のプレゼントがあった。
最後までお客さんを大事にする映画館の心遣い(心意
気)がとても嬉しかった。
有楽町地区再開発が終わったら必ず復活して下さい。
皆が待ってます。 今はとりあえずお疲れ様でした。


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