「ワン・カップ・オブ・コーヒー」 ↑
「ワン・カップ・オブ・コーヒー」
しみじみ度:★★ ほのぼの度:★ (レンタルビデオ有り)
1993年 アメリカ
監督:ロビン・B・アームストロング
出演:ウィリアム・ラス、 グレン・プラマー
ロイはマイナーリーグでプレーを続けるベテラン投手。 ロイは、入団したばかり
の内気な黒人投手タイロンに、昔メジャーで投げた時の事を語って聞かせる。 メ
ジャーのマウンドの上にいたのは、コーヒーを一杯飲む時間だけだったと・・・。
そして、タイロンに自分の勝負球を伝授しようとする。 そんなロイの野球に対す
る情熱は次第にタイロンにも伝わっていくが、そんな時、ロイは球団から解雇を告
げられる・・・。
野球をこよなく愛した男とその意思を継ぐ者の物語が、ささやかな感動を呼ぶ。
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「ワン・カップ・オブ ↑
「スターライトホテル」
しみじみ度:★ ほのぼの度:★★ (レンタルビデオ有り)
1987年 ニュージーランド
監督:サム・ピルスバリー
出演:ピーター・フィルプス、 グリアー・ロブソン
父と2人暮らしのケイトは、父が失業して仕事を探しにウェリントンへ行くため、
叔母の家に預けられる。 叔母からは大事にされず、学校でもいじめられたケイト
は、遂に家出してしまう。 一方、ふとした過ちでケンカ相手を昏睡状態にさせて
しまったパトリックは、警察の追及を逃れるためオーストラリアを目指す。 そん
な2人が偶然出逢い、それぞれの目的に向かって一緒に旅するロードムービー。
最初はぎこちなかった2人が、次第にお互いなくてはならない存在になっていく過
程がうまく描かれている。 ニュージーランドの広大な風景が素晴らしく、小気味
良いラストもグー。 管理人@タケヤンがたまたまビデオで観て、ものすごぉ〜く
気に入ってしまった映画。
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「ワン・カ 」 ↑
「タンデム」
しみじみ度:★★★ ほのぼの度:− (レンタルビデオ有り)
1987年 フランス
監督:パトリス・ルコント
出演:ジャン・ロシュフォール、 ジェラール・ジュニョー
モルテスは、25年続いているラジオのクイズ番組の司会者だ。 一方、リブトは
現場の技術担当兼マネージャー、早く言えばモルテスの相棒だ。 2人は今日も、
安宿に泊まりながら、車で全国津々浦々を巡ってクイズ番組の放送を続けている。
ある日、ラジオ局から相棒リブトに番組打ち切りの話が伝えられるが、モルテスが
番組に誇りを持っていることを知っているリブトは、その話をなかなかモルテスに
言い出せない・・・。
それまでラブコメを撮っていたルコント監督が、初めて作家主義を前面に打ち出し
て撮り上げたロードムービーの傑作。 老司会者を演じるのは、「髪結いの亭主」
でも主演を務めたルコント作品の常連俳優、ジャン・ロシュフォール。 彼の哀愁
漂う演技が胸を打つ。 また、リッカルド・コチャンテの歌う挿入歌も秀逸。
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「ワン・カップ・ 」 ↑
「ウェールズの山」 (推薦&紹介文:モモ太
さん)
しみじみ度:★ ほのぼの度:★★★ (レンタルビデオ有り)
1995年 イギリス
監督:クリストファー・マンガー
出演:ヒュー・グラント、 タラ・フィッツジェラルド
アイルランドのウェールズ地方を訪れたイギリス人測量技師の二人に、自慢の山を
測ってもらったら、高さが足りないため「丘」だと言われた村の人々が、頂上に土
を盛って山にした実話。
仲が悪い人たちが協力しあって土を運ぶ姿は、ユーモラスでありほのぼの。
私の“ベスト・オブ・しみじみほのぼの作品”です。
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「ワン・カップ・オ ↑
「遠い空の向こうに」
しみじみ度:★★★ ほのぼの度:★ (レンタルビデオ有り)
1999年 アメリカ
監督:ジョー・ジョンストン
出演:ジェイク・ギレンホール、 クリス・クーパー、 ローラ・ダーン
1957年10月、ソ連は世界初の人工衛星スプートニクの打ち上げに成功する。 ウエ
ストヴァージニア州の炭坑の町コールウッドに住む高校生ホーマーは、夜空を飛ん
でいくスプートニクに心奪われ、自分達もロケットを作ろうと決意する。
最初は父親と対立し、学校や町の人々からもバカにされるが、次第に応援してくれ
る人が増えていく。 しかし、思わぬ事件が起こって警察沙汰になったり、父親の
働く炭坑会社でもリストラ問題が持ち上がり、ホーマーも一旦はロケット作りを諦
めるが・・・。
父親は炭坑の仕事のため地下に降りて行き、息子の作るロケットは空高く舞い上が
っていく、そんな対称的な2つのシーンが印象に残る、実に爽やかな感動作だ。
後にNASAのエンジニアになった、ホーマー・ヒッカム・ジュニアの実話の映画化で
ある。
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「ワン・カップ 」 ↑
「猫が行方不明」
しみじみ度:− ほのぼの度:★ (レンタルビデオ有り)
1996年 フランス
監督:セドリック・クラピッシュ
出演:ギャランス・クラヴェル、 ジヌディーヌ・スアレム
パリの下町に住むメイクアップ・アーティストのクロエは、飼い猫の“グリグリ”
を近所の老婦人に預けて3年振りのバカンスに出るが、戻ってきたら“グリグリ”
は行方不明になっていた。 責任を感じた老婦人が、知り合いの人達に猫探しの手
伝いを命じたため、クロエは今まで全く知らなかった人達と一緒に、猫探しを始め
ることになる・・・。
フランス映画らしく、登場人物たちの会話が面白い。 遂、ムフフッ、と笑ってし
まう。 それと、主人公の女の子の、どこにでもいそうな普通っぽさもいい。
都会にもいいところがあるんだな! こういうのは世界共通なんだな! と思わせ
てくれる映画。
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「ワン・カップ・オブ・コーヒ」 ↑
「ドライビング
MISS デイジー」
(推薦&紹介文:モモ太 さん)
しみじみ度:★★★ ほのぼの度:★★ (レンタルビデオ有り)
1989年 アメリカ
監督:ブルース・ベレスフォード
出演:ジェシカ・タンディ、 モーガン・フリーマン、 ダン・エイクロイド
頑固な老未亡人デイジーと、彼女のお抱え運転手ホークが、ドライブを通して心を
通わせていくストーリー。 文盲のホークの素朴な優しさが胸を打つ。
芸達者な2人だが、新鮮な気持ちで観れた。 年をとるということは決して悪い事
ばかりじゃないと思える映画。
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「ワン・カップ・オブ・コー 」 ↑
「マイルズ・フロム・ホーム」
しみじみ度:★★ ほのぼの度:― (レンタルビデオ有り)
1988年 アメリカ
監督:ゲイリー・シニーズ
出演:リチャード・ギア、 ケビン・アンダーソン、 ジョン・マルコヴィッチ
フランクは、弟のテリーと一緒に農場を経営している。 父親の代には最優秀農場
として表彰されたが、不作続きのために経営が悪化。 家と農場を手離さなくては
ならなくなり、どうせなら・・・と、家も農場もすべて燃やしてしまう。 農民達
からは支持を受けるが、放火犯として警察に追われることになる。
青空広がる広大な農場、雨降る夜のとうもろこし畑等々、アメリカの素朴な田舎の
風景がいい。 深刻なアメリカの農業問題をベースにしつつも、独特の雰囲気があ
る“しみじみ系映画”だ。
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「ワン・カップ・オ ↑
「不機嫌な赤いバラ テスのシークレットサービス」(推薦&紹介文:モモ太
さん)
しみじみ度:★ ほのぼの度:★ (レンタルビデオ有り)
1994年 アメリカ
監督:ヒュー・ウィルソン
出演:シャーリー・マクレーン、 ニコラス・ケイジ
わがままな元大統領夫人、テスの身辺警護をするシークレット・サービスのダク。
さんざん振り回された挙句、からかわれ怒るダクだったが、次第にテスと信頼関係
を結ぶようになっていく。 ユーモアがたっぷりで、急展開するストーリーにも目
が離せなくなる。 ラストも心憎い。
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「ワン・カ 」 ↑
「マーティ」
(推薦&紹介文:河口湖守 さん)
しみじみ度:★★★ ほのぼの度:★ (レンタルビデオ有り)
1955年 アメリカ
監督:デルバート・マン
出演:アーネスト・ボーグナイン、ベッツィ・ブレア、エスター・ミンチオッティ
34歳の気立ては良いが学もなく、醜男でデブのマーティ。 大学出の、地味で真
面目なおとなしい29歳の女教師クララ。 容姿に自信がなく将来を悲観している
2人が、ふとしたことからパーティーで知り合った。 そして2人は、結ばれるの
だろうか・・・?
アカデミー作品賞(ほか男優賞・監督賞・脚色賞受賞)とカンヌ・グランプリをダ
ブル受賞していながら、これだけ(内容と同様)地味な映画があるだろうか。
そして、ラストは・・・。 でもこれ以上の幕切れは考えられないかも、と思わせ
る、脚色賞(元はTVドラマらしい)にふさわしい、ささやかだが、珠玉の一品だ。
マーティを囲む友人たちや、母親・従兄弟たちの、ある意味、日本的なシガラミも
さり気なく描かれていて、主人公の2人を引き立たせている。
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「ワン・カップ・オブ・コーヒー」 ↑
「うみ・そら・さんごのいいつたえ」
しみじみ度:― ほのぼの度:★★ (レンタルビデオ有り)
1991年 日本
監督:椎名誠
出演:余貴美子、本名陽子、仲本昌司、平良進、平良とみ、紺野美沙子
夫とうまくいかなくなった悦子は、12才の娘・かおりを連れて、夏の間だけ故郷の
沖縄に帰省する。 それまで固く閉ざされていたかおりの心は、沖縄の美しい自然
や、地元の子供達と仲良くなることで次第に開かれていく。 前半はほとんど喋ら
らず笑顔も見せなかったかおりが素敵な笑顔で手を振る、ラストの別れのシーンは
秀逸だ。
それにしても、この映画に出てくる子供達は元気だ。 いつも走り回って、あるい
は、海に潜って遊んでいる。 夜遅くまで塾に通う都会の子供達に、この映画を観
せてあげたいと思った。
椎名誠は人気作家ではあるが、今まで4本の映画を撮っている、れっきとした映画
監督でもある。 原案となった写真集「白保
−SHIRAHO−」の作者・中村征夫(撮
影担当)による夏の沖縄(特に海の中)の映像が素晴らしい。 また、ほんのりと
沖縄の匂いのする高橋幸宏の音楽もいい。
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「ワン・カップ・オ 」 ↑
「この窓は君のもの」
しみじみ度:― ほのぼの度:★ (レンタルビデオ有り)
1994年 日本
監督:古厩智之
出演:清水優雅子、 榊英雄、 上赤俊朗、 久保田芳幸
地方の田舎に住む高校生のタローと陽子は、口に出してはいないものの、お互い、
ほのかに恋心を抱いている。 ある夏の日、陽子は北海道へ引っ越すことになるが
おじいちゃんが急に「行きたくない」と言い出したため、残って説得することにな
る。 その期間中、タローの隣の家で寝泊りすることになった陽子は、お互いの家
の屋根に板を渡して、そこを通ってタローの部屋に遊びに来る。
このシーンは、のどかさが溢れていて凄くいい気分になる。 また、ぶどう畑が広
がる日本の田舎の風景がいい。 カラッとした青空、土の匂い、マスカットの甘酸
っぱい香りが、まるで画面から漂ってくるようだ。 日本にもまだこんな“ど田舎”
があるんだなぁ・・・と少し感傷的になる。
タローと陽子の他にも同じようなカップルが出てくるが、まるで初めて恋をするか
のように不器用だ。 しかし、そんな不器用な彼らをこの映画は、あくまで暖かく
描いている。 そういう大人でも子供でもない思春期の繊細な感情を、当時の無名
俳優たちがうまく表現している。
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「ワン・カップ・オブ・コーヒ 」 ↑
「フライド・グリーン・トマト」
(推薦&紹介文:モモ太 さん)
しみじみ度:★★ ほのぼの度:★ (レンタルビデオ有り)
1991年 アメリカ
監督:ジョン・アブネット
出演:キャシー・ベイツ、 ジェシカ・タンディ
倦怠期の主婦エブリンは、偶然出会った82歳の女性ニニーから、ある2人の女性
の友情にまつわる昔話を聞く。 何度かニニーに会って話を聞くうちに、次第に楽
しみになっていくエブリン。 そして、自分自身の情熱と希望も取り戻していく。
2組の女性の友情がとても心温まるストーリー。
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「ワン・カップ・オ 」 ↑
「第十七捕虜収容所」
(推薦&紹介文:河口湖守 さん)
しみじみ度:★★ ほのぼの度:★★ (レンタルビデオ有り)
1953年 アメリカ
監督:ビリー・ワイルダー
出演:ウイリアム・ホールデン、 ドン・テイラー、 オットー・プレミンジャー
第二次世界大戦中のドイツの第十七捕虜収容所。 そこに集められたのは、一癖も
二癖もある米空軍の軍曹たち。 中でも頭の良いセプトンは、ドイツ兵に賄賂を渡
し上手く世渡りをしながら、所内で楽しく過ごしていた…。 そんは羨望な生活の
彼に、いつしか同部屋の仲間は、自分達を売ってるスパイと疑い始め…。
前半のコミカルさと「誰がスパイか?」という後半のシリアスさが絶妙。 そして
主人公セプトンを演じるホールデン(アカデミー主演男優賞)の素晴らしいキャラ
クターとそれに応える演技。 職人ワイルダーの真骨頂的ストーリーの組み立てと
その幕切れの見事さ。 戦争(収容所)映画なのに、なぜかしみほのさを満喫して
しまう。
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