「アマデウス ディレクターズ・カット

2002年 アメリカ

監督:ミロシュ・フォアマン

出演:F・マーリー・エイブラハム、 トム・ハルス、 ロイ・ドートリス

サリエリは、音楽の都ウィーンで皇帝ヨーゼフ2世付きの宮廷音楽家となるが
天才ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの出現により、それまで順風
だった人生が狂い始める・・・。
第57回アカデミー賞8部門を受賞した芸術大作だ。 18世紀のウィーンを
再現した建物や衣装が見事だ。 もちろん音楽も素晴らしい。 しかし、1番
印象に残ったのは、入院中の年老いたサリエリが、若い神父に自らの過去を語
って聞かせる回想シーンだ。 まるで神を挑発するかのようなサー・ピーター
・シェイファーの脚本、そして、サリエリ役のF・マーリー・エイブラハムの
鬼気迫る怪演。 芸術としての映画をたっぷり堪能させてもらった。