「ベルリン・天使の詩」

1987年 西ドイツ・フランス

監督:ヴィム・ヴェンダース

出演:ブルーノ・ガンツ、 オットー・ザンダー、 ピーター・フォーク

天使ダミエルはサーカス団の女性マリオンに恋をしてしまい、人間になる決心
をしたことを親友の天使カシエルに打ち明ける・・・。
日比谷シャンテ・シネのロングラン記録を持つ、とても静かで詩的な映画。
撮影監督の大御所アンリ・アルカンの、ベルリンの街を捉えたモノクロ映像が
とても印象的で美しい。 また、ピーター・フォークが、元天使という設定で
「刑事コロンボ」のまま出てくるのも面白い。 しかし、何といっても天使役
ブルーノ・ガンツの、人間を見つめるときの優しげな“まなざし”がとてもい
い。 個人的には、アメリカ版のニコラス・ケイジよりもブルーノ・ガンツの
方が断然好きだなぁ!(別にニコラス・ケイジは嫌いじゃないが・・・)